委員会

地域連携推進室
室長 野地 俊葵

【基本方針】次世代に繋ぐ魅力ある地域への推進

 私たちの活動地域である小田原・箱根・真鶴・湯河原は様々な自然環境に恵まれ、歴史・文化においても魅力のある地域で、国内外から多くの人々が訪れています。一方で生活様式の変化に伴い、人と人との繋がりは希薄化しています。また現代社会においても、地域の子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。地域の魅力や課題に目を向け、地域愛の醸成と豊かな心を養うことが出来る魅力ある地域作りに挑んでいく必要があります。
 まずは、このまちの魅力を最大限に発信するために、地域の魅力を再認識し、この地域が抱えている課題を知り、豊かな自然環境や小田原を中心に色濃く残る歴史や文化、観光業について改めて知る機会を設け、自分たちが住み暮らすまちに愛着や誇りを育みます。そして、多くの人にこの地域の魅力を広め、訪れてくれる人の増加を図るために、地域の担い手として、地域住民や他団体、行政と共に地域課題の解決に繋げる活動をしつつ、既存の魅力に新たな付加価値を加え、地域内連携を強化し、この地域の活性化に繋げます。
 さらに、地域の子どもたちが自分たちの生活圏を深く理解するために、地元企業と連携をすることで、地域資源を活用した体験型学習を実施し、子どもたちが自分の将来に関心を持つとともに、地域への愛着を育みます。また、子どもたちが得た知識や経験をより深く理解するために、自らの考えを発表する場を設け、他者へ伝える力を養います。そして、地域愛を育み、次世代を担う子どもが地域の発展に貢献するために、地域の企業や団体と連携し、地域の子どもたちが考えを実践する場を設け、子どもたちが社会を生き抜く力を養います。
 地域内の連携が深められ、地域全体が明るい未来に向かって地域愛と豊かな心を育む一 助となり、地域の魅力を最大限発信しつつ、子どもたちの教育環境も整備されることで、より良い社会の実現に向けて、誰もが自分の地域に愛着や誇りを持てるようになります。

拡大・アカデミー委員会
委員長 木村 美里

【基本方針】組織と会員の成長に繋がる会員拡大と人財育成

 青年会議所は地域社会の抱える課題に対し向き合い取り組み、自己成長と学びを得られる団体です。しかし、コロナ禍をきっかけに会員数が減少し、現在では在籍年数や経験の浅い会員が大半を占めております。持続可能な活動の実現には、共感者を増やし、会員拡大をすると共に、活動を通じて青年会議所としての理念の理解を深め、学びを得て成長し、地域に必要な存在となり、想いを伝播することができる人財を育成する必要があります。
 まずは、青年会議所会員一人ひとりが活動を通じて最大限の学びを得るために、改めて青年会議所としての行動の基盤となる考え方を共有することで、理念の理解を深めます。そして、小田原青年会議所の新たな仲間を増やすために、地域をより良くしようと活動している会員と多くの人が交流する場を設けることで、青年会議所活動を知り、会員拡大へ繋げるきっかけとします。さらに、小田原青年会議所の歴史と伝統を築き、長きに渡り継承してきた先輩諸兄姉に感謝と敬意を表すと共に先輩諸兄姉との交流を図るために、シニア合同例会を開催することで、交流が深まると共に新たな人脈を広げ、今後の青年会議所活動に邁進する意識を高めます。そして、会員一人ひとりが事業構築に積極的に関わり、参加する意欲を高めるために、研修プログラム等を活用した例会を実施することで、事業構築の意義や組み立て方を学び、会員一人ひとりの成長に繋げます。さらに、小田原青年会議所を牽引してきた卒業生を感謝と敬意を持って送り出すために、新入会員を中心に卒業例会を開催することで、会員一人ひとりの成長や達成感を互いに共有します。
 会員一人ひとりが青年会議所の理念を理解し、目的意識を持って活動する会員となり、地域から必要とされるリーダーへと成長します。魅力溢れる人財が活躍する団体は活気に満ち溢れ、地域から必要とされ、自然と入会したいと思われる団体へ昇華します。

地域の魅力推進委員会
委員長 木村 亘

【基本方針】誰もが訪れたくなる魅力ある地域への推進

 私たちの地域は国内外から多くの人々が訪れる観光地です。しかし、この地域で活動する我々はその魅力を十分に発信しきれておりません。また、新たな生活様式では地域内のイベント等がコロナ禍以前と比べて縮小し、人と人との繋がりが希薄化しています。小田原青年会議所が地域住民や他団体、行政と協働し、今までの魅力の活用に加え、新たなアイデアを加えることや魅力同士を掛け合わせることでイノベーションを起こす必要があります。
 まずは、小田原青年会議所の会員一人ひとりが、この地域の課題に対して当事者意識を持つために、この地域が抱えている課題を知るとともに、この地域の魅力発信や地域の魅力を最大限に活用してイノベーションを起こせるよう海・山・川・湖などの豊かな自然環境や小田原を中心に色濃く残る歴史や文化、観光業として栄える温泉街について改めて知る機会を設け、地域への愛着や誇りを育みつつ、会員一人ひとりの活動意欲の向上に繋げます。そして、小田原青年会議所が関係諸団体と連携の強化を図るために、地域で活動する団体や行政等が既に取り組んでいる活動や事業へ積極的に参加し、これまでの強固な関係性を維持するとともに、小田原青年会議所の会員一人ひとりが地域づくりの重要な団体であるという意識を醸成していきます。さらに、この地域に訪れてくれる人々の増加を図るために、幅広いネットワークを持つ小田原青年会議所が、地域の魅力を発信し続けている地域住民や他団体、行政と共に、この地域にある歴史や文化を体感できる取組に新たな付加価値を加える事業を実施し、地域内連携を強化しつつ新たな魅力の創出に繋げます。
 この地域に住まう地域住民や青年会議所の会員一人ひとりが率先して地域課題を解決する担い手となり、地域活動が活性化し、魅力ある自然環境や歴史と文化だけでなく、魅力ある活動や人が溢れているまちとして、誰もが訪れたくなる地域の実現に近づきます。

地域の魅力体感教育委員会
委員長 城戸佐和子

【基本方針】地域の地の利を最大限に活かした「育み」事業の構築

 教育で重要なことは先人の知恵を学び、自身が挑戦を経て経験することです。活動地域である小田原・箱根・真鶴・湯河原には城下町があり、豊かな自然環境に恵まれ、多くの企業が集まり、その経験を十分に実行できる環境にあります。しかし、子どもたちがそのような環境に触れる機会は少ないのが現状です。そのため、恵まれた活動環境に子どもたちが触れ、この地域の良さを実感し、地域独自の経験を積みながら成長していくことが必要です。
 まずは、地域の子どもたちが、小田原・箱根・真鶴・湯河原といった自分たちの生活圏について深く理解し、この地域の魅力に気づくために、地元企業と連携して、企業が成り立つ背景、独自の技術や知識を学ぶ地域資源を活用した体験型学習を行い、子どもたちが地域の特性や魅力を体感し、我々の活動地域への愛着を育みます。そして、体験型学習で得た知識を、ただ知っているだけではなく、自分が将来この地域で働くとしたらどのような役割を果たしたいかを考えるため、自分の考えた仕事を発表する機会を設けることで、子どもたちが単なる知識の習得に留まらず、実際に地域での役割をイメージし、地域の構造や理屈を深く理解する力を育成します。さらに、地域愛や誇りを持つ次世代の子どもたちを育むために、子どもたちが自ら考えた仕事の内容について外部に向けて実際に発信する場を設け、小田原青年会議所が中心となり、地域の企業や関係諸団体と連携し、子どもたちが実際の経験を通して、他者の意見を踏まえながら自分の考えを深めていくことで、子どもたちが地域の発展に貢献する第一歩を踏み出す後押しをします。
 豊かな環境の中で経験を重視した地域独自の教育が未来に引き継がれることで、次代を担う子どもたちの思考力や創造力が養われ、よりよい地域へと導くことができます。そして、新たな価値を生み出せる人財となった子どもたちが笑顔溢れる地域づくりを牽引します。

事務局
局長 古澤 光宏

【基本方針】伝統を大切にしつつ、現代のニーズに応じた組織づくり

 青年会議所の魅力、運動を強く推進するにあたり、会員一人ひとりが組織に魅力を感じ、共に成長し、一体感を持って活動すること、地域社会から信頼や協力を得られる団体になることは重要な課題であり、これまで積み上げてきた歴史や伝統が絶たれてしまわぬよう会員同士が互いに支え合い、成長し合える組織風土と共に学ぶ機会を作り、新時代の流れに対して会員が一丸となって持続可能な運動を行う組織へ進化する必要があります。
 まずは、我々が構築するすべての運動を成功裏に終えるために、新春祈願会を開催し、運動の成功と青年会議所の発展、会員の健康を祈願することで、メンバーの意識統一を図ります。そして、我々の一年間の運動方針を行政及び関係諸団体の皆様にご理解いただき、ご協力を得るために、賀詞交歓会を催し、会員同士の結束と地域や関係諸団体の皆様との連携強化を図ります。さらに、多くの会員が成長の機会を得るために、随時スケジュールの更新と案内を行い、日本青年会議所本会、地区、ブロック協議会が主催するフォーラムやセミナーを迅速に発信することで、参加率向上に繋げます。また、会員同士が互いに支え合い、成長し合える関係を構築するために、会員交流の例会を開催することで組織の結束を高め、活動の原動力とします。そして、正副理事長が職務を円滑に執行するために、職務の補佐及び支援を迅速かつ丁寧に行い、気概に溢れる組織の根幹を支えます。さらに、来年以降の自己の可能性を広げるために、一年間の運動を振り返る例会を開催し、一年間の達成感と成長を実感していただくことで青年会議所の魅力を再確認出来ます。
 会員一人ひとりが自身の成長を機会に目的意識を持ち、時代の流れに順応出来る組織は魅力に溢れ、会員全員で作る組織は強固な絆で結ばれ、小田原青年会議所の先達が繋いでくれた、歴史と伝統という襷をこれからも受け継いでいく堅固な組織が構築されます。

財政局
局長 大平 剛志

【基本方針】健全な財政管理と柔軟な運営体制の構築

 近年の小田原青年会議所は予算減少による事業規模縮小が顕著であり、限られた財源の中でも最大限の効果を発揮できる体制を整える必要があります。また、公益社団法人から一般社団法人への法人格の移行を模索する中で、柔軟かつ効率的な財政管理が求められています。会員数の減少による予算減少や法人格移行などの課題がある中で、限られたリソースを最大限に活用し、時代に即した持続可能な運営体制を構築する必要があります。
 まずは、現状の財政状況を踏まえ適切かつ円滑に予算執行するために、余分なコストを削減し充分なリソースを確保する予算編成を行います。そして、全会員の意思や方向性を統一し運営方針を決定するために、小田原青年会議所の最高意思決定機関である総会を開催し、全会員が組織の方向性に共通の理解を得る場を創出します。さらに、実施する事業の費用対効果を最大限高めるために、財政規則審査会議を実施し、透明性と効率性を確保した組織運営を行います。また、小田原青年会議所が実施する事業により幅を持たせ、資金配分をより柔軟に行い、より多くの事業に有効活用できるようにするために、公益社団法人から一般社団法人への移行を今一度見直し、法律や規則に則した財政管理体制を構築します。そして、全会員に対し一般社団法人への法人格移行のプロセスやメリットとデメリットなどの理解を深めるために、財政局が主体となり研修を行い、法人格移行について全会員の意識を浸透させます。さらに、一年間の活動を振り返ると共に更なる事業の昇華を図るために、褒賞事業を開催し、会員の団結力を高め青年会議所活動への機運を高めます。
 限られた資金の中でも最大限の運動と発信を行い、青年会議所活動がさらに発展し各事業が安定して実施できる環境を整えることで、長期的な活動を支えるための基盤となり、透明性の高い決定プロセスを維持し、地域社会に貢献できる持続可能な組織を実現します。