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小田原・箱根・真鶴・湯河原に在住・在勤の20〜40才までの方ならどなたでも入会できます。
 
 

2015年3月20日 3月研修事業 尊する?徳する?報っ徳!?

私達の住む小田原市は、二宮尊徳生誕の地であります。
報徳の精神は、今こそ見つめ直すことが求められる尊き学びであると考えます。
私たち責任世代が主体となって、報徳の精神を 次世代へと継承してゆかなければなりません。学校・地域・家庭における三位一体の教育の根幹となりうる教えが道徳であり、子どもたちに対し、地域の大人たちの誰もが実践できる 教育、それが道徳なのです。
私たち小田原青年会議所の青年達が、まず自らの在り方を道徳の心を持って見つめ直し、子どもたちの範となる姿に正さなければなりません。
そして、いかにして次世代へ と尊き精神を継承するかを考え、実践する必要があります。

3月20日(金)19:00〜 於:保健センター 大会議室
3月研修事業 尊する?徳する?報っ徳!? を開催致しました。

金次郎という人物、小学校の校庭でお馴染みの、薪を背負って本を読んでいるというあの人物。
金次郎、皆様はどんなイメージで捉えているでしょうか? 金次郎はさぞかし勉強好きなのでしょうね?とか、本もさぞかしよく読むのでしょうねというふうに、どの人にとっても、持っている本の印象が随分と強い勤勉な少年であると思われているのでないでしょうか。
実は手に持っている本以上に重要なのは背負っている薪なのだということ、つまり働いているということ。金次郎は勤勉でなく勤労という事を生涯に おいて重んじていたのだと私たちは考えました。 そして背負っている薪よりもっと大切な物がある。それは一歩を踏み出しているあの足だ と思います。 金次郎の像がなにを伝えているか、それはどんな時でも挫けず、諦めず、一歩でいいから足を出していく事を大切にしてほしいということ。大きな目標じゃなくていい、大きな志 じゃなくてもいい、それでも目の前の足元の一歩を前に出していくこと行動を歩みを決して辞めないこと。そんな事を大切にしてほしいと伝えていたのではないでしょうか!
諦めないこと、挫けないこと、そしてどんな時でも形ある一歩を前に出していくこと、そんなことを金次郎は、大事にしていたのだと思います。

私達は先人や先 輩や仲間たちから沢山の物を受けてきました。
それを今度は次の誰か、次の世代へと伝えていくという事が豊かに幸せが永続していく方法なのではないでしょうか。金次郎は恩返しではなく、恩送りと呼ぶ べきではないかと、おっしゃった方もいます。まさにそのように次世代へ送るためにも、まずは私達が日常の宝の種を掘り起こしワクワク、ドキドキへの再発見という幸せ探しの達人にな ることが始まりかと思います。私は幸せ探しの達人になれたときに生まれる言葉、それは 「ありがとう」という言葉ではないのかと思うのです。
「ありがとう」の反対語、それは「あたりまえ」。ただ見る 世界では、物は普通にあたりまえにしか見えない。でもよく見ているとそこに奇跡が、ドラマが、感動が眠っているのではないかと。ありがとう探しの達人になってゆく、そんなこと が、私たちが勇気を持って豊かに一歩を踏み出していく出発点になるのかもしれないと思います。 私たち委員会メンバーは限られた時間の中で、報徳思想や名言が載っている書物を読みました。二宮金次郎の報徳思想・報徳仕法・名言、勉強してく中で、名言集のひとつに『一円 いちえん 融合 ゆうごう』 という言葉と出会いました。 一円 いちえん 融合 ゆうごう とは、万物は一つの円の中で、互いに働き合い一体になることで、初めて成果が 現れるという言葉です。例えば 植物は、水、温度、土、養分などが融け合った中で育ちま す。 人間が育つのもこれと同じで、自然環境や社会環境が一つになって融けあい、働き合う中で育ちます。このことを私たち委員会で例えるならば、委員会が一つの円で、我われ委員会 メンバーは円の中でお互いに長所や欠点を補いながら働いている同士で、委員会メンバー全員で同じ方向をむいて勉強して 3 月研修事業に向き合いました。 これって、今一番に必要なことだと思います。 他人のふりしちゃ駄目です!同じ志を持った仲間ですから、みんなで一円融合を心の中に持ち活動をしていこう。

 私達 小田原青年会議所では、次世代を担う子どもたちの教育に対し、熱心に向き合う地域の皆様との対話や連携を図りながら、青年会議所が 今の時代の教育現場において果たすことのできる役割が何であるかを見出し、地域教育を共に担いうる存在であり続けて参ります。

春を描こう青年達よ 〜未だ見ぬ未来への贈り物〜